話題の浮世絵キーホルダーに、歌川国芳没後160年記念の限定ver.登場

話題の浮世絵キーホルダーに、歌川国芳没後160年記念の限定ver.登場

「北斎今昔」では、本年6月に浮世絵の雑貨ブランド「浮世絵贔屓」を立ち上げ、歌川国芳の人気作「金魚づくし」に描かれた金魚をモチーフにしたアクリルキーホルダー3種を発売しました。この商品が、SNSを中心に大きな反響を呼んだことを受け、このたび《国芳没後160年限定ver. 》を発売します。9月4日より「没後160年記念 歌川国芳」展を開催する太田記念美術館(東京・原宿)にて先行販売。その内容と商品に込めた想いをご紹介します。

国芳没後160年を楽しい浮世絵グッズで盛り上げよう

浮世絵文化の輪を広げるための「北斎今昔」の新たな試み、浮世絵雑貨ブランド「浮世絵贔屓」。第一弾のアクリルキーホルダーの発売後、多くの方から心温まるご声援をいただきました。

SNSを中心に、大きな反響をいただいたアクリルキーホルダー・国芳「金魚づくし」3種。

「北斎今昔」編集部では、コロナ禍でさまざまな文化芸術体験の機会が失われている中、多くの方に浮世絵を身近に楽しんでいただくための一つの提案として、浮世絵雑貨の展開に、大きな可能性を感じました。今年は歌川国芳の没後160年。好評いただいている「金魚づくし」のキーホルダーで、この記念の年を皆さまと楽しく盛り上げられないか……。

*歌川国芳についてはこちらの記事もご参照ください。奇想天外! 鉄火肌の浮世絵師・歌川国芳ってどんな人?(「北斎今昔」編集部/2021.09.03)

そしてこのたび、アクリルチャーム付きの《国芳没後160年限定ver. 》の製作・販売を決定いたしました。

おたまじゃくしのチャームに込めた「いつかカエル」 という想い

《国芳没後160年限定ver. 》のチャームのモチーフは「金魚づくし」シリーズの中の一図「にはかあめんぼう」に登場する小さなおたまじゃくしです。突然の雨(作品の中ではあめんぼう)に慌てふためく金魚たちにまじり、小さな水草で頭をおおう愛らしい姿を抜き出しました。


アクリルキーホルダー・国芳「金魚づくし」《国芳没後160年限定ver. 》
歌川国芳「金魚づくし にはかあめんぼう」*アダチ版復刻浮世絵(画像提供:アダチ伝統木版画技術保存財団)

限定のチャームは、既存の3種のキーホルダーの各パッケージに、国芳没後160年を記念したオリジナルデザインのマスキングテープ(非売品)で固定し販売します。

マスキングテープのデザインにも国芳の「金魚づくし」に登場するカエルを採用。

やや細長い形状のアクリルチャームは、ペンケースやポーチ、またパーカー等のファスナー部分に取り付ければ、つまみやすくて機能的。もちろん金魚のキーホルダーのアタッチメント部分に取り付けることも可能です。

セットのキーホルダーと重ね付けしたり、ファスナーに取り付けたり。雨具(写真はレインスニーカー)に付けるのがオススメ!

「北斎今昔」編集部内で《国芳没後160年限定ver. 》の企画が立ち上がり、「金魚づくし」に登場する様々な動物たちの中からチャームのモチーフを選ぶ際、足のないおたまじゃくしの姿に、コロナ禍で行動を制限されている今の私たちが重なりました。苦難の時代にも、絵筆をもって人々に生きる活力を与え続けた国芳の作品にあやかり、「いつかカエル」という想いを込め、このパンデミックが収束する日まで、浮世絵ファンの皆様に、御守りのように身につけていただけるグッズになったら、と思っています。

復刻版浮世絵をもとにした色鮮やかなアクリルキーホルダーとチャーム。コミカルな金魚たちが元気をくれる。

アクリルキーホルダー・国芳「金魚づくし」《国芳没後160年限定ver. 》はどこで買えるの?

《国芳没後160年限定ver. 》は、2021年9月4日より「没後160年記念 歌川国芳展」を開催する太田記念美術館(東京都渋谷区神宮前1-10-10)の受付・売店にて先行販売。また昨今の新型コロナウィルスの感染拡大の状況を鑑み、同館が展開するオンライン展覧会(noteの有料記事)の利用者に向けた通信販売も検討中です。

[2021.10.25追記]10月25日より一般販売を開始しました。

アクリルキーホルダー・国芳「金魚づくし」《国芳没後160年限定ver. 》を含む「浮世絵贔屓」のグッズの情報については、今後「浮世絵贔屓」のLINEアカウントで発信していきますので、気になる方はぜひ友だち追加してください。

商品情報

■ 浮世絵贔屓 アクリルキーホルダー・国芳「金魚づくし」 《国芳没後160年限定ver. 》
[価格]各種 990円(税込)
[素材]アクリル(本体)亜鉛合金(アタッチメント)
[購入方法]太田記念美術館(東京・原宿)1階受付、アダチ版画研究所オンラインストアにて

文・「北斎今昔」編集部