千葉市出身のアーティスト。20 歳頃から独学で絵を始め、絵筆を使わず手に直接絵の具をつけ、段ボールやキャンバスに描くスタイルで制作を続けています。村上隆氏の主宰するアート・イベント GEISAI に参加し、2006 年にスカウト賞を受賞して以降、評価を高め、その後 2011 年にオランダのクンストハレ美術館、2012 年にはスロバキアのメレンスティーン・ダヌビアーナ美術館でそれぞれ大規模な個展を開催。ヨーロッパをはじめ国際的に注目を集めると、拠点をアムステルダム、ベルリンと移し、現在はポルトガルを拠点に活動しながら作品を発表しています。2020 年には千葉県立美術館にて大規模個展を開催し、近年ではアートマーケットでも評価を高めています。
2022 年現在、GALLERY TARGET(原宿)と、 KÖNIG GALERIE(ベルリン)に所属。ロッカクは初期から一貫して、自身の直接の手触りの中でイメージを発見し、身体性を伴う指のストロークとネオンカラーのカラフルな色彩感覚によって抽象画的ランドスケープの中を漂う少女を描いています。その少女はアニメ的とも捉えられるアンバランスな手足に大きな瞳と力強く引かれた唇を持ち、アンファンテリズムと抽象性、そしてアジア人女性という作家のバックグランドを同時に感じさせることで独創性と多様性を獲得しています。そしてそれらの要素が混然一体となり、ポジティブなイメージとして作品となっていきます。背景の色彩は尽きることなく溢れ出るように動きを増し、瑞々しい輝きを放つ色彩世界を繰り広げています。
ヨーロッパを拠点に活動し、国内外で高い評価を得ているアーティスト・ロッカクアヤコ氏とアダチ版画研究所による更なるコラボレーションが実現し、新たな木版画作品「無題2」が完成しました。今回、浮世絵に使われた「三枚続(さんまいつづき)」という、三枚別々に制作した同じサイズの作品を横に並べ、大きな世界を作り出す手法に挑戦されたロッカク氏。絵師・ロッカクアヤコ氏のカラフルな色彩と柔らかくも力強い独自のタッチで描き出されたポジティブな世界が、高度な彫や摺の技術によって見事に表現されています。木版らしい印象深い線と鮮やかで温かみのある発色が魅力の、まさに現代の浮世絵です。
申込み期間:2023年3月31日正午~4月1日17時(日本時間)
※申込みは、お一人様につき1商品限りとなります。2種類の申込方法(ショールーム・オンラインストア)の内、どちらか1つを選んでご応募ください。複数お申込みの場合には、抽選対象外となりますのでご注意ください。
絵のみ ¥770,000(税込)
額 付 ¥814,000(税込)