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アダチ版画研究所では、現在彫師(ほりし)と摺師(すりし)計6名が同じ仕事場で制作活動を行っています。
通常、彫師や摺師はそれぞれ独立して自宅などで作業をしており、アダチ版画研究所のように
彫師と摺師が同じ屋根の下で一緒に仕事をする工房スタイルは、今や日本で唯一のものとなっています。
江戸時代の浮世絵制作と同様、版元が彫師と摺師に指示を与え、またその三者が同じ仕事場で協力して
仕事をすることによって、これまでアダチ版画研究所ではクオリティの高い数々の作品を作り出してきました。
1965(昭和40)年、彫師の名人と言われた大倉半兵衛氏の工房の門を叩く。大倉氏が亡くなるまでの8年間、「半兵衛最後の弟子」として彫師の修行を積み、1973(昭和48)年、アダチ版画研究所に入社。その力量は、伝統木版界では第一人者として広く認められ、2004(平成16)年のシュレーダー・元ドイツ首相来日時、首相たっての希望であった浮世絵実演会の彫師を務める。
アダチ伝統木版画技術保存財団の研修生として一年間研修後、アダチ版画研究所入社。親方の仕事を手伝いながら、技術を学ぶ。現在、一人前の仕事を任され、親方と共に浮世絵を初め現代作家の作品を手がける。2010(平成22)年にはサンディエゴ美術館でのワークショップで講師も務める。
大学院(デザイン科)卒業後、数年経ってアダチ版画研究所入社。何度か断られた入社をあきらめず摺師に志願し、修行の機会を得る。2012(平成24)年年季が明け、一人前の仕事をこなすと共に、実演で摺を披露する機会も多い。海外では、2009(平成21)年東欧、2010(平成22)年サンディエゴ、2011(平成23)年光州(韓国)、2012(平成24)年マニラで実演を行っている。