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喜多川歌麿(1753?-1806)による「青楼十二時」は、寛政6年(1794)頃に版元・蔦屋から出版された、遊郭の一日を一刻ずつ(2時間ごと)描いた全12枚のシリーズです。「青楼」とは、新吉原の遊郭のこと。歌麿は、この新吉原の遊女たちを黄潰しと砂子の背景に、十頭身のすらりとした全身像として描きました。美人画の大家・歌麿は、女性の外面的な美しさだけではなく、それぞれの個性や内面までを描き出すことで、その地位を確立しました。
本シリーズも遊郭の一日を時間の経過と共に描くことで、華やかな吉原の表の顔だけではなく、そこで働く遊女たちがふと見せる素顔をも描き出しています。歌麿の作品の中で唯一、遊女の実生活を描いた作品として、高く評価されているシリーズです。
1-13件目 (全13件)
1-13件目 (全13件)